一心三葉

　う～ん、昨日苦労して落札したお茶を、さっそく、茎の部分を選別し、

形を整えるため、切りそろえて、さっそく火炒れをしたんじゃがの。

う～ん、味はええんじゃが、水色が、イマイチ、フレッシュじゃないのう。

後味は、新茶らしい旨味が出ているし、香りはまぁまぁ。

しかし、水色がね～、お客様から野口英世様一枚分いただくには、ちと厳しいのう。

ただでさえ、新茶、というだけで、お客様の期待は高まっておるじゃろうから、

お客様を裏切るわけにはいかん。


今日の入札で、水色がよくて、適正価格の新茶を、なんとか仕入れんといかんのう。


　最後は、お茶の神様の祈るしかなかろう。


今日も、入札、いくぜよ。