2014年09月14日
【新商品】「強蒸茶(つよむしちゃ)」の販売を開始いたしました!
えー、新商品のご案内でございます。
商品名は、「強蒸茶(つよむしちゃ)」と言いましてーー、
どういうお茶かと言いますと、味は苦渋味を抑えて、旨味を強く引き出した商品でございます。
緑茶というのは、お茶農家さんが、荒茶を造る段階で、
蒸し時間によってざっくり言いますと、浅蒸し、普通蒸し、深蒸しの三種類がありまして、
三年前に話題になった、静岡の掛川茶は、深蒸し茶として有名ですが、その造り方は、
苦渋味を抑えるために、標準的な蒸熱時間の2倍から3倍程度とるもんでして。
生産地や、仕上げ方にもよりますが、だいたい一般的には、粉が多く、お茶の葉の色沢は黄色みを帯び、
香気は弱く、緑色に濁った水色(すいしょく)で、味が濃厚となるが、苦渋味が弱くなっている、というもんです。
まー、要は、深蒸し茶というのは、苦渋味をとるための製造法なのですが、
だいたい、静岡とか、他のお茶どころでも、平地で、日当たりが良いところは、
お茶が苦渋味が増すものなのですが、
嬉野は、山間部の茶畑が多いので、苦渋味があるお茶はあまり産出されないので傾向があり、
深蒸しぎみなお茶はあっても、深蒸し茶向けのお茶の葉は、嬉野の流通センターではあまり出て来ないのが、特徴なんですな。
まー、深蒸し茶は、関東方面の方から、たまに問い合わせがあるんで、
造ってみてもいいかな、と思いつつも、なんか流行っているからって真似したな、と思われるのが嫌だったもんですから、
あー、どうせなら、普通蒸し茶と、深蒸し茶の両方のええとこどりの、
「強蒸し」というコンセプトで、打ち出してみたいなぁ、と思ったのが、商品開発のきっかけでございまして。
湯冷ましにそんなに気をつかわなくても、
お茶の色は良く出て、旨味が濃厚だが、苦渋味はあまり出ず、
そんなに粉っぽくなくて、のど越しはさわやか、というカンジで造ってみました。
この投稿をお読みくださった方の中で、ご興味が湧いた方には、
ぜひ、一度お試しいただければ幸いに存じます。
ご注文の際は、こちらをどうぞ→http://cgi3.kusanoseicha.com/1_40.html
Posted by 藤岡エイタロー at 20:30 | Comments(0)